タージ・マハルとアグラ城のアグラ観光を終え、泊まった4つ星ホテル、ホテル ハワード プラザ(Howard Plaza - The Fern, Agra) の宿泊レポートです。
概要
住所
fatehabad road opp howard park plaza hotel, Uttar Pradesh 282001 インド
電話番号
+91 562 404 8600
公式ホームページ
外観とロビー
宿泊客はゲートをくぐって入場。団体旅行の観光バスもとまっている。白色人種の方々でした。
私がホテル入りしたのは別の車寄せは別にあり、
私が中に入ると、ホテルの女性が微笑みながら近づき、私の眉間にビンディ、髪の真ん中の分け目の少し上にシンドゥールをつけてくださいました。インド流おもてなし。
大きなシャンデリアの先にあるのが、フロント。
ロビーに置かれたラピスラズリ色のソファ、ゴールドのクッション。駆ける象の絵も金色に輝く。
フロント・ロビー階のエレベーター。
ビンディとシンドゥールをつけてくださった女性が部屋までついてきてくださいました。エレベーターの中で「スパはいかがでしょう。」と案内してくださる。
施術が始まったとたんに眠ってしまいそう。至高至福のアーユルヴェーダなど、実感できそうにない。残念ながら、お断り。
室内
おひとりさまの道中、いわゆる「シングルベッド」にはインドではお目にかかれない。ひろびろベッドで、バッタリ眠らせていただきます!
部屋から部屋の入口を見たところ。
窓際にはソファと机、ライティングデスクがあり
カーテンを開けるとアグラの町が見渡せます。
窓は、工夫してみたけど、開かなかった。
ライティングデスクにはスパの案内があり
テレビもありました。
クローゼット
入口脇のクローゼット。金庫にランドリーバッグ、天袋には毛布。
ハンガーと控えの羽根布団。
クローゼット脇にドリンクコーナーがあって、ミネラルウォーターが2本。湯沸かしポットとカップと
コーヒー・紅茶・砂糖・クリーム。
洗面所
洗面所はモノトーン。トイレットペーパーは、やっぱり、ホルダーにはかかっておらず、日本でいくと残り1/5くらい巻きの残ったものが置いてある。
清潔です!
アメニティは シャンプー・ボディウォッシュ・スキンローション・シャワーキャップ・ソープ。
トイレ。
バスタブ。
シャワーはオーバーヘッドタイプ。水・お湯の出は、合格。
食事
夕食・朝食ともに、ホテル内のレストラン。2食とも、ブッフェスタイルでした。
カレーなど、インドの郷土食のほかに洋食メニューもあります。
夕食
夕食は、20時スタートなんですよ。日中のお昼ごはんの時間も、14時くらいだったし。インドって、早寝早起きならぬ、遅寝遅起きなのかしら。
スイーツがある! 手前がムース、隣がケーキ、奥がプディング。
ホットプディングもあります。
カレーはお昼に食べたから~と、できるだけインド料理っぽくないのをとってみた。
オレンジ色のは、甘いあんかけの「八宝菜」。そばみたいな色の麺類は、東南アジア系の複雑な香りと味がする。
豆のスープは、インド料理だけどあまり辛くない。食物繊維を取らねばと。
チャパティと一緒に。
スイーツだけは全部取った! 味は…イマイチ~。
インドのプディングって、イギリス料理から来てるのかな?
ムースは油が先にきて、ケーキはドライケーキなので、パッサパサ。
時間より遅れて行ったせいか、席はがら空きでした。
朝食
フルーツやトマトは夜にはなかった。
シェフが目の前でオムレツを焼いてくれる。
インドの卵の黄身って、白い。なので目の前で卵を割って焼いてもらったオムレツは、色が薄くなります。
朝はなぜかお料理のフタが開いていて
まんべんなく、ちょっとずつ、取らせていただきました。
食事の後、ガイドさまが迎えに来てくださる間に、ホテルのまわりの写真撮っておこうかな、と外に出る。
ホテルの中は、今までの海外旅行で使ってきたのと同じだったのに、一旦ホテルの塀の外に出ると、全然違う世界が広がっているんですね。
路肩には土がそのまま。
リヤカー引く人とか、地面で焚火して暖を取っている人とか。
さらに、地元のサリー姿の女性、3~4人を見かけ、写真を撮ったら笑顔で「1ルピー」と手を差し出されたのには心底びっくりした。
きわめつけは、宿泊客用の駐車場のごみと
部屋に戻ってみたら、牛がごみ食べてる~。
正直、ビビッてしまった情けない私。
感想・その他
前日がデリーで3つ星ホテル、今日がアグラで4つ星ホテル。
星1つの多い少ないがインドではこれほどわかりやすいものなのか。
星3つは、「インドに行った人はみな『人生観変わる』と言い始めるインド感あるある」だったのが、星4つになると、途端に「世界のスタンダードな4つ星ホテルと比べて何ら遜色なく、ホテルマンがみなインド人なのでルックスがエキゾチックかつ物腰もサービスも洗練されている。施設も設備もインドのローカル色を意識しながらの世界仕様。おすすめできます。
夕食まで時間があったので、ホテル内ショップを見て回る。2店ありまして、買ったのは
- 小さい大理石の象の置物、300ルピー(1つくらいは買って帰りたかったので)
- アロマオイル 595ルピー(香りは『パチュリ』。日本で買うと10ml1,000円くらいする。25mlでこの値段は安い、と思わず衝動買い。精油は天然100%は当然として、天然素材がゆえに、お店での保存状態によってコンディションが異なるので、原則通販以外は手を出して来なかった禁を破ってしまった。)
- スカーフ 300ルピー(母へのお土産。ビビットな色から渋ぅ~い色遣いのものまで。種類も多いし、値段も安いし目移りしてしまう。)
店員さんが、よく言えばフレンデリー、別の言い方をすれば、振りほどいても振りほどいてもついてくる。スカーフ1枚300ルピー、2枚で500ルピーで、3枚めは無料ですよ、と笑顔で腰は低く、強気で決して引かない~。30枚くらい、拡げられてしまった。
洗練されているはずのホテル内ですらこの調子。ほしいものがあれば言われなくても買うんだけど~。パチュリを「買います」と言ったら、びっくりした顔をしていた。
駆け引きを楽しむのもまた一興なのかもしれません。
あえて難癖をつけるなら水まわりかな。バスタブのお湯を貼っていたら、水栓の回りから水が漏れる。
部屋の乾燥対策にバスタブのお湯を張ったまま寝て、最後に部屋を出るときに、浴槽の栓を抜いたら。お湯が洗面所の床に漏れだし、ついには部屋の絨毯へと到達しそう!
マズい、でも時間ないしとバスタオルを洗面所の出入口にまとめて置いてそそくさとチェックアウトを済ませました。
これから、海外のホテルに泊まるときは、バスタブの栓は抜かずに出よう。
チェックインの時間も早かったので、着てきた服を洗濯して、バスタオルで水気を取って干して寝たら、次の日にはパリパリに乾いている。乾燥すごい、と妙に感心してしまった。