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国宝姫路城下で初人力車体験 熱い歴史語りと見どころ案内ガイド 好古園と地元グルメ

新幹線が通過するとき横目で眺めるだけだった。二次元で見かけるだけだった。【国宝・姫路城】の白亜の天守閣を本日はついに見学させていただこうじゃないですか!

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姫路城の手前で人力車を引く男の子につかまってしまう

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姫路駅で新幹線を降り、ホテルに荷物を預け、姫路城まで歩いていく。

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天守閣、見えた。

赤信号だったので写真を撮ろうとスマホを構え、カメラアングルに腐心している私に声をかけてくれた人がいる。

よく日焼けした、半袖Tシャツに腹掛け、半ズボンに地下足袋の若い男の子。

姫路城入口前で、「人力車乗りませんか~」と声掛けをしているのです。

もちろんはじめは笑顔で観光客に姫路城観光の情報を与え、気が緩んだあたりで本題に入るのですが。

さらに、恰好は人力車引きだけど、姫路城人力車サービスは、お客さんには人力車を見せないのか見せられないのかまではわからないものの、

勧誘の時には姫路城前に人力車は並んでいない。

「乗ります」とお客が意思表示をしてから、別の人に連絡を取り、

私の乗る人力車は姫路城前メインロードはるかかなたから姿を現すのです。

なので「見るからに人力車引き」のコスチュームはあと付けとなり、はじめは気がつかなかった。

 

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鎌倉や浅草で、人力車サービスは見かけたことはあるが、乗ったことはない。

(人力車の影に気づき、「乗っていきませんか」とハナから声を出されると

ムダな出費をしたくないとつい目をそらしてしまう)

しかし、今回は。

  • 人力車乗車勧誘と気づかず人力車ボーイ(年齢ハタチ。20歳! )のコミュ力の高さに屈し、話を聞いてしまった
  • 旅のはじめに縄文杉トレッキングツアー

    www.hitomi-shock.com

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    で体力はいったん使い果たしており、今後の旅を続けるにあたり正直体力に不安を感じる

人生初の人力車を体験するにはまたとないチャンスではないか…。

 

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と条件はそろっている。乗せていただきます!

 

人力車に乗せてもらって姫路城のまわりをほぼ一周

姫路城は播磨国のお城。豊かな土地柄だから巨城が築かれ、当然城下はとてもとても広い。今は住宅や公共機関の立ち並ぶエリアも、昔はお城の一部だった。

人力車に乗せてもらい、町の解説を聞きながら、お城を眺めながら人力車はひた走る。

人力車に乗ってみての感想は

 

視点が高い! 

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人力車は車輪が大きく、座席に座るには人力車を傾け、かつ私が女性だからでしょうか。踏み台なんかも出してもらって乗り、深く腰掛ける。人力車ボーイが引手を上げると、座席の私は人力車の車輪の高さ分、街並みを見下ろせるのです。

 

乗り心地は滑らか・快適

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車体は1台200万円だとか。高級品ですよね。

 

人の走るスピードで、しかもオープンカー状態

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程よく風を受け季節を感じ、スピードも自転車並み。でも、運転!? は人力車ボーイだから交通安全は気にしなくていいし、

お城の裏の一本道、

「観光客はここまでは来ないですね。人少ないでしょ!? 」の言葉の後、

人力車は一気にスピードをあげ、目の前をめぐる景色は映画みたい! 

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人力車ボーイは勉強熱心で観光ガイドもパーフェクト

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もともとは浅草で人力車ボーイをやっていたんですって。期間限定で姫路に派遣!? されてきている。

私が案内をお願いしたのは正味1時間くらい。ルートごとの姫路のみどころやポイントの説明は、全部自分で考えて、自分で作ったとのこと。

  • 姫路のマンホールのフタは白鷺ではなく市の花、鷺草である。
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  • 姫路城の石垣は堅牢だが凸凹が多いので敵が侵入しやすい。敵を防ぐため、真上からみた石垣の形にも凸凹がある

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  • 観光客が最初に見る姫路城と、今案内している姫路城は顔!? が違う。どこが違うかわかりますか?
    (表姫路城)
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    (裏姫路城)
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  • あの千姫さま(豊臣秀頼の正妻で大阪城落城の時に救出された)は姫路城城主の武将と再婚した。大阪城落城の時に姫救助に差し向けられたのがなれそめで、千姫がイケメンぶりを見染めたのだと言われている。恋愛結婚! 
    千姫さまは徳川家康の娘であり、再婚にあたっては今でいう100億円の持参金が下賜された。持参金で作られた百畳廊下からは千姫が信心していたお稲荷様を見つめる窓があり、このお稲荷様のある山が、ボクは一番の! 姫路城鑑賞スポットだと思うんですよ! とガイディングも熱心で、とってもかんじがいい! 当然見せていただくことにして、ふもとの駐車場!? に人力車をとめ、石段を一緒に上り、お参りのしかたを教えてもらい、姫路城下一番の姫路城絶景スポットまで案内してもらう。
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  • 料金の設定の仕方も、なかなかお上手。約束・契約としては山の上の絶景スポットまで。お値段4ケタ。
    しかし実際に人力車で走りながら帰り道の下見をさせられ、自力で山を降り、入場口まで戻るハードルを思い知らされ、「延長、できますよ。」と事あるごとにつぶやかれる。陰険な言い方じゃなくて明るくて楽しいから、好感度は変わらなかった。延長、お願いすることにしました。
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  • 支払った料金は、拾ってもらった正面入り口から、ちょうど3/4周したあたりの入り口までで80分・13,000円。きっちり手書きの領収証を切っていただけた。
  • 降りる間際の、「値切るお客さんもいるんですよ~」のトークもタイミングピッタリ。私の値切り交渉の口火はキッチリ封じられてしまった♪
  • ハードなお仕事で、大変じゃないですかと水を向けると、人と接するのが好きだから苦にならない、人力車を引くのは大変そうに見えるかもしれないが実際は走り出せばほとんど力はいらないし、仕事が終わるとついジムに行ってしまう。元気~!

もうすぐ浅草に戻るのだとか。今頃は浅草で、がんばっているのでしょうね。

私はおひとりさまなので、奮発料金になってしまうけど、相乗りすれば、単価も下がるし、いい思い出にできそうな体験でした!

 

男山天満宮・男山千姫天満宮にほど近い お濠をはいったあたりで人力車をおり、雄大な場内の公園やお濠を通り抜け

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本番の姫路城

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桜門橋

 

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桜門

 

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入場口

 

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菱の門

 

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菱の門

 

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石垣の色も重厚だ。

 

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いノ門

 

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天守閣入口

 

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中に入ります。

 

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ジオラマ展示

 

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武具かけ

 

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姫路城、6階まであるんですよ。

 

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最上階に到達し

天守閣からの眺めを楽しませていただきます。

 

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下りてくると

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「番町皿屋敷」の舞台ってココだったのね。

田中絹代と林長二郎時代の長谷川一夫の映画。2人とも全盛期でした。

 

 

続いて、千姫さまの百億円の持参金で作ったという百畳廊下。

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さっき行った天満宮のある男山。千姫さまがこの廊下を通るとき、信心する神様のいらっしゃるこの山を礼拝してらっしゃったという。「待ち受けにすると恋愛にご利益があるかも!? 」だそうです。

 

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三の丸広場に降りて

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優美な白いお城をじっくりながめさせていただきました。

 

 

好古園

姫路城の入場券を購入するときに、セット券があって、せっかく来たんだし姫路城から近いみたいだし…と購入。

巨大な純日本庭園で、しかもお屋敷の庭・松の庭・流れの平庭…などとコンセプトの違うお庭が9つもある。

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素晴らしいお庭ばかりで、SNSなどを見ていると四季折々の美しいお庭の写真の投稿が続く。立派である。素晴らしい。が。

まず姫路城がもともと広いので、2~3時間観光をこなした身。

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抱き合わせ販売だとお得みたいだ、と軽く考えて訪問する程度の覚悟の身には、 姫路城出入口から庭園入口までの道のりはけっこう遠い。

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やっとのことでたどりついたまではいい。播磨国は大藩で、お金持ち。

を示す立派&広大&手入れが行き届く&仕掛けやアイディアが凝っているお庭が、次から次へと続くのです。

正直気力が続かない。さーっと見て、さっさと帰ってきました。

 

お庭が好きな人なら、お城よりお庭を先に見るべきかも。

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好古園そのものは史跡ではなく、平成の世に姫路市の市制100年を記念して整備されたもの。

レストランや茶室もあり、市民の憩いの場であり文化スペース。土壁・白壁・築地塀も重厚にして豪壮。映画やロケにもたびたび使われているそうです。

 

 

お城の観光を終え、泊まった姫路市内のホテルでは

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夕食は姫路産の海の幸・山の幸をふんだんに使ったコース料理

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朝食は

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姫路名物アーモンドトースト付き。

 

 

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一生に一度は行きたい 日本の世界遺産