今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」
横浜できかんしゃトーマスで遊べて本格的すぎる鉄道模型に感動の原鉄道模型博物館、 日産の広大な最新モデルカー展示スペースの日産グローバル本社ギャラリー、すぐお隣です。行くなら絶対セットでどうぞ!
原模型鉄道博物館の見どころ・メリット
- 小さな子どもならきかんしゃトーマスに会える。遊べる。(GW中の特別展示)
- 乗り鉄・撮り鉄の方なら世界一とたたえられる原模型のすばらしさを目の当たりにすることができる。
- まったく予備知識がなくても、古今東西、昔と今(~20世紀)の日本と外国の鉄道模型の質と量にびっくり仰天。
アメリカはワシントンのスミソニアン博物館から鉄道模型の展示依頼の打診を受けたが断った、との殿堂入りエピソードのコレクションを、たった1,000円で、見せていただける。
そして、まったくの個人、1人きりでコレクションを作り上げた原 信太郎(はら のぶたろう 1919-2014)さんとは、いったい、どんな人なのか。
知りたい、との欲望がフツフツとたぎってくるのが
原模型鉄道博物館です。
原 信太郎さん
原信太郎さんは東京生まれの、おんば日傘のお坊ちゃま。
おばあちゃんにおねだりして、外国製の今なら何百万もする鉄道模型を買ってもらえる。
小学校の時はおじいちゃんにおねだりして、旅費を出してもらい、子ども一人で憧れの列車に乗る旅に出る。
模型作りは小学校6年生から。
初めて作った鉄道模型も展示してあります。
子どもが作ったなんて信じられない精巧な鉄道模型。
原少年の知識欲と完璧主義、鉄道が好きで好きでたまらない一心が伝わってくる。
良いおうちのお坊ちゃまは、優秀なんですよ。
電車のことが知りたくて英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・ロシア語をマスター。
大学も、鉄道好きがこうじて東京工業大学工学部機械工学科に入学。
そんなに鉄道が好きなら国鉄に就職すればいいのにとか思っちゃうんですが、
お坊ちゃまは違うのです。
奥様のご縁でコクヨに入社。専務取締役・相談役にまで登りつめる。
大学出の技術力で世界初の立体全自動倉庫やオフィス家具自動一貫製造ラインなどを開発。
300以上の技術特許を個人で請願・取得。
つまり社会人としては順風満帆、かつ資金力が豊富。
欲しいモノは何でも買えるうらやましい環境で、
- 内外の鉄道に関する書籍を買いあさり、
家には降るように世界中から荷物が届く。 - 外国に行けば鉄道模型屋さんに入りびたり、
- 後年、老舗の鉄道模型メーカーじきじきに
「ウチの会社にも原さんがお持ちのものほど貴重で状態の良いものは残っていないのでお手元のお品を譲っていただけませんか」と言わしめた貴重な品々が揃っている。
鉄道模型を作るための材料、器具・道具の費用にも不自由はなく、
- 鉄道の写真を撮るため日本国内と世界を旅し、残された万単位の写真
鉄道もさることながら、鉄道の走った時代、鉄道の走った国と地域を併せて記録に残したことにもなり、
これからますます歴史的な価値は高まっていくのでしょう。
- カメラも8ミリカメラも、最新式を取り揃え
カメラも「丈夫だからライカが好き」と事もなげにおっしゃられ、実際に使った愛機の数々も展示されている。
家庭にも恵まれ、出来た奥さまと優秀な3人の子ども。
- お亡くなりになられたのは芦屋の豪邸で、家の中にも外にも鉄道レールが張り巡らされていた。
- 息子さんが夜遅くまで試験勉強していてもお父さんはいつ見ても起きていて鉄道模型を作っている。
- 部活でいくら早起きしても、お父さんはもう起きていて、鉄道模型を作っている。
- 2歳の息子さんを連れて鉄道模型の運転を見に行き、熱中して子どもを連れて帰るのを忘れたこともある。
- 一番切符(鉄道切符には番号が入っている。新しい路線が開通する時、開通初日・一番最初に発行される切符はNo.1。)を手に入れるため、学生時代は「病欠届」を出して並ぶ。もっとも、原少年の快挙は新聞に載ってしまい、学校から厳し~いお叱りを受ける。
- 東海道新幹線の一番切符を入手するため、会社は無断欠勤。
- 海外出張に出かければ、どんな偉い上司でも、鉄道模型のお店の前で待たせて平気。
- 自分の子どもが鉄道模型に触ろうとすると「触るな! 」と本気で怒る!
- 口にするのは牛肉とコーラだけ。(信じられないんだけど、そう書いてあるんだもの)でも93歳まで長生きした。
晩年、「(鉄道模型の)博物館を作りませんか」と依頼を受けても
「僕は嫌だ。」と即座に反対。理由は
「なんで他人に見せなければいけないんだ。」
(奥さまの説得でやっと承知したのだとか)
そして、博物館に展示してある原信太郎さんのお写真。
- 子どもの頃
- 学生時代
- 青年時代
- 壮年時代
- 晩年
みんなみんな、笑顔なんですね。
大好きなものを見つけて没頭できる環境があり
好きなことを突き詰めていける能力を持っていた。
好きなことを一生貫き通すことができた。
うらやましいなあ~。
生まれ変わったら、私も、原さんみたいな人生、送りたいなあ。
としみじみしながら展示に見入ったことでした。
「鉄道大好き」の原さんの思いは、生身の原さんがいなくなっても残っている。
小さな子どもたちが、
目を輝かせて鉄道模型に見とれ、トーマスで遊ぶ姿を見ながら
原さんの一途な思いが
私を原鉄道模型博物館に足を運ばせ、
目の前に未来を担う子どもたちがいる。
ことに、胸が熱くなったことでした。
横浜三井ビルディングに入り、1階の広大な吹き抜けに看板。
ロビーにはニューブロックで作ったきかんしゃトーマスのおうち。
第一展示室「原模型の神髄」
最初の展示で、いきなり本格を超えた本格鉄道模型に圧倒されてしまう。
第二展示室「語る模型」「模型作りライブラリー」
外国の鉄道模型と日本の鉄道模型が同じ部屋に展示してあって
島国根性、コンプレックス!? からか、外国の鉄道って、どうしてみんなカッコいいのかな~。
技術者らしい綿密なスケッチにも目を奪われてしまう。
フォト・ライブラリー
撮りだめた写真をPC画面で見ることができます。
外国製のアンティークの鉄道模型も飾ってありました。
ムービーカメラも次々買い替えちゃうんですね;
輝かしい受賞歴。
多目的ルーム
10連休なので、子ども向けに、電車で遊べるよう、プラレールの展示があり
お父さんやお母さんと一緒に、ゲームもできます。
いちばんテツモパーク
広い!この巨大なジオラマに、鉄道模型が本気で走る!
大人も子どもも興奮のるつぼです!
そう言えば、子ども、たくさんいたけど、ぐずっている子はいなかった。
でんしゃを見るのに夢中なのね^^
横浜ジオラマ
昔の横浜、今の横浜、未来の横浜がジオラマ展示になっていて、5分で朝日がのぼり、夕陽が沈み、横浜の1日を体感できるのです。
レストスペース
せんろじゃなくて、ゲームのトーマスで遊びたい子ども向けです。
トーマスとおはなしもできます♪
原鉄道模型博物館の概要
アクセス
神奈川県横浜市西区高島一丁目1番2号 横浜三井ビルディング2階
JR横浜駅から徒歩5分
入場料
大人 1,000円 中高校生 700円 小人(4歳以上)500円
割引券
障がい者割引、タイムズクラブ、JAF、横浜市交通局の『ぶらりチケット』提示、JR東日本 大人の休日倶楽部クレジットカード提示など。(100~300円)
日産グローバル本社ギャラリー
お目当ては原鉄道模型博物館だったのです。
横浜駅から原鉄道博物館まで歩いて行く道すがら、
博物館の隣のビルに吸い込まれていく人々の群れが見えた。
「アレ、何ですか」と聞くと、
日産の新しくできたショールームだという。
「ほら、カルロス・ゴーンさんが逮捕された時にテレビに映っていたビルですよ。」
…灰色のビルはテレビに映ってもあんまり見分けはつかない…。
カルロス・ゴーンさんが足を踏み入れたというビルに、タダで入れる!
カルロス・ゴーンさんも使った時代の最先端のオフィスビルの雰囲気だけでも、味わえそう!
期待してしまう展示は
- 普段は印刷物や映像・画像でしか目にすることができない最新モデルの車をいっぺんに見ることができる。
- 巨大スクリーンなどで、CMに出てくる芸能人や有名人のお姿を拝めるのだろうか
(巨大な車の映像でした)
- 日産関係のグッズを売っているショップもあるのかもしれない
たくさんグッズ、並んでましたよ~。
- カフェはあるのだろうか
(奥にスタバがありました)
横浜のシーサイドでティータイムが楽しめます。
展示場の外では、エコカーの試乗もやっていました。時間があれば予約して、電気自動車の走りと乗り心地を体験できたのかもしれない。
息子には、「一生の記念になるから、コンパニオンさんにお願いして、ツーショットの写真を撮ったら」
とすすめてみたのですが、声すらかける勇気もない。
遠くからコンパニオンさんが3人くらい、固まって接客しているところを撮影してみましたが失敗の連続。お一人で日産車の方向に歩いて行かれるのをしっかり追いかけ、
私はお願いして、写真撮らせていただきましたよ♪
職場の飲み会で見せて、自慢するつもりです。