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アルハンブラ宮殿に行きたい! 行ったツアーを紹介! マドリード発バルセロナ着。

スペインに行こう!と決めた動機の1つは「アルハンブラ宮殿に行きたい」。死んだ気で  特典航空券も押さえた。 で、マドリードからアルハンブラ宮殿、どうやって行こう? 結局、スペイン国内発着日本語ツアー「アンダルシア地方周遊2泊3日」に参加しました。

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アンダルシア地方周遊2泊3日ツアーに参加した理由

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ツアー出発地・マドリードアトーチャ駅

アルハンブラ宮殿への行き方

アルハンブラ宮殿に行くため、目指すべき最寄りの町は「グラナダ」です。

グラナダは人口24~25万人の、スペインの南のはじっこの町。

行き方は

  • 地方空港扱いの「グラナダ空港」がある。
  • スペインの高速鉄道「AVE」が止まる。
  • 長距離バスを使う(しかし12時間以上かかってしまうため非現実的)

そしてグラナダに行ってもまだ先がある。グラナダの町のはずれの山の上にアルハンブラ宮殿はある。

さらにアルハンブラ宮殿入場には予約が絶対に必要。

つまり

  • 宮殿入場予約と
  • グラナダまでの足
  • グラナダからアルハンブラ宮殿までの足

を組み合わせなければならない。

 

 

アルハンブラ宮殿以外のアンダルシア観光もして帰りたい

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アトーチャ駅構内

さらに、せっかくスペインの南の方(アンダルシア地方)に行くなら、 直行直帰ではもったいない

でも、アンダルシアの観光スポットは点在しており、距離がある。

鉄道に乗るにも、現代的な市街地にある鉄道駅を降りてバスで歴史的地区まで行くのも、相当な時間と待ち時間のロスが見込まれる。

国際免許を取って見知らぬ外国でレンタカーを借り、アンダルシアを疾走するほどの

度胸とスキルはない。

日程と予算に余裕があるなら、何ヶ月もかけてゆるゆると回ることもできるけど。

行きと帰りの飛行機は押さえちゃったし、マドリードとバルセロナだって見ておかないと。

アンダルシアには行きたいが、アンダルシアだけに時間をかけてはいられない。

日程を決め、鉄道を押さえ、ホテルを押さえる。行きたいスポットの下調べ。 どれもモザイクのよう。1つでもミスると、1からやり直さなければならない

の手間に負けた。いい。もう、ツアーで行こう。

ツアー1本、申し込めば、ガイドさんにコバンザメみたいにくっついていくだけで3日で2ヵ所しか回れないところ、5・6ヵ所回れてしまう!

 

 

ツアーに参加するデメリット

アトーチャ駅AVE改札前
  • すべて自分で手配する旅行に比べ、割高
  • 見知らぬ人が旅の道連れ。気疲れしそう
  • 広域を貸し切りバスで回るツアーなので、あらかじめ決められた場所以外を回ることが難しい。町歩きツアーであれば半日自由行動とかで観光スポットを回れるが田舎はまず無理。

 

 

アンダルシア周遊2泊3日ツアーの流れ

ツアー1日め ① マドリード・アトーチャ駅集合10時

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アトーチャ駅構内の「かばんの像」の前が集合場所。

事前に送られて来た注意事項を書いた紙には「アトーチャ駅はすりが多く、また集合の時間帯は乗客が多いのでよけいに危ない。タクシーで来られることをおすすめします。」 とありました。

ビクビクしながら駅に行ったら、
駅舎は立派だし構内は活気があって、
日本のビックステーションと雰囲気はさほど変わりない。

でもまあ、日本よりはすりは多いのだろうし、集合したと同時に誰かが「すりにあいました、どうしましょう。」では旅行に行けない。だから念を押している。

真面目な日本人のツアー客は時間前には全員集合。

3日間行動をともにしてくださるガイドさんから自己紹介があり、荷物をポーターさんに預けていただき、さあ、出発です!

 

ツアー1日め ② スペイン新幹線(AVEアヴェ)でコルドバへ

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2時間ちょっとの列車の旅。快適でした!

 

ツアー1日め ③ コルドバ駅到着

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毎週月曜日出発のツアー。

大型バスが駅前で待っていてくださった。私の参加した回は総勢14名。

ゆったり、ラクラクです。

(構成は男女5組・母娘1組・おひとりさま2組。20代~60代。ガイドさまは50代男性。)

 

アンダルシア地方は温暖で、夏は暑いけど湿気が少ないので日陰に入れば涼しい。 冬場も日中は20度くらいまで気温が上がる。

 

ツアー1日め ④ 昼食:コルドバ アルムダイナALMUDAINA

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食事代はツアー料金に含まれるが、飲み物は自己負担でその都度現金払い。

「カバ(スペインではメジャーなスペイン固有のスパークリングワインのようなもの)○ユーロ、ビール○ユーロ、ミネラルウォーター○ユーロ…」 と食事ごとにガイドさんがドリンクメニューを読み上げてくれる。
ミネラルウォーターは「ガス・ノンガス」も選ばなければならない。

ガスパッチョ・パン・鶏料理・デザートのコース料理。

食事は、行った先々の、最高とまではいかないものの、団体客を柔軟に受入可能なしっかりした大店・老舗で由緒正しいお店。


(別の言い方をすれば観光客・団体客慣れしている)

 

出てきた料理も日本人向けの量で多すぎず少なすぎず、しかも郷土料理。

目新しく、毎食ゴハンが楽しみでした。

 

ツアー1日め ⑤ メスキータ

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かつてのイスラムのモスクを残し、増改築の上キリスト教の大聖堂とした。 要所要所でガイドさんからの説明がある。撮影ポイントもその都度教えてもらえる。

 

ツアー1日め ⑥ ユダヤ人街花の小路

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人一人通るのがやっとの道の両脇に南国らしい白い壁。青い缶に花。小径の向こうに見えるメスキータの尖塔…と絵になる写真スポット。

ひととおり案内と写真撮影が終わったあと、自由時間があるので、お土産物屋さんなども覗ける。

 

観光が終わると、バスが迎えに来てくれる。

 

バスで移動。1時間半~2時間。

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車窓からの景色

セビリアへ。
セビリアはアンダルシア州の州都にして最大の都市。(人口70万あまり)

 

セビリアのホテルに到着。

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ツアーにはスタンダードホテルコーススーペリアホテルコースパラドールコースがあり、観光先は同じ、ホテルだけが別。
写真はパラドールコーススーペリアコースのホテル、メリア・レブレロス。

ガイドさんは順番に2つのホテルのチェックイン手続きを済ませ、ルームキーを渡して下さり、ホテル利用の説明・解散。

 

ツアー1日め ⑦ 夕食:セビリア アサドール・デ・アランダAsador de Aranda

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スーペリアコースパラドールコースのみ夕食つき。

コルドバのレストランとおなじく、田舎ぶりと素朴さがあるレストラン。

サラダ・パン・豚肉料理・デザート。

夏のスペインは日が長く、夜、暗くなるのは19時半くらいからです。

 

ツアー1日め ⑧ フラメンコ鑑賞
エル パティオ セビリャーノEl Patio Sevillano

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希望者のみ、現地現金払60ユーロで、セビリアのフラメンコショーに連れて行ってもらえる。

貸し切りバスで送迎あり。 ワンドリンクつき。

ステージに10人も立てば一杯の小さなステージで、小劇場は2階席まである。

ステージは2時間近く続き、ホテルに戻れるのは23時半過ぎ。

 

翌日。ホテルでの朝食を済ませ、ロビー前集合は9時30分~45分とゆったりめ。

助かります。

 

ツアー2日め ① スペイン広場

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セビリアで万博が開かれた時(世界大恐慌の直前・1920年代)の大会場。

大変に規模が大きく、建物もスペイン情緒いっぱいでとても立派。

 

ツアー2日め ② セビリア大聖堂

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スペイン最大のカテドラル。

昔のスペインの王様のお墓もある。

 

ツアー2日め ③ 昼食:セビリア オステリア・デル・ローレルHosteria Del Laurel

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タパス料理。大皿で料理が次々出てきて、テーブルで銘々が取り分ける。

6~7品、野菜・魚・肉とバランスよく出てきます。
デザートつき。

 

バスでグラナダに移動。ざっと3時間。

 

周りは見渡す限りに続くオリーブ畑。

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トイレ休憩あり。スペインの「道の駅」のようなドライブイン。

もちろん特産オリーブオイルも、地場価格で購入できます。

クレジットカード、使えました。

 

グラナダのホテルに到着。

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写真は国営ホテル「パラドール・サン・フランシスコ」の門。

コースごとにホテルにわかれる。

パラドールコースのみ、現地グラナダでグラナダのガイドさんが待っており、パラドールに連れて行ってもらえる。

 

ツアー2日め ④ 夕食:パラドール内レストラン

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パラドールコース参加者は、パラドール内のレストランでコース料理。

スープ・オードブル・メイン・デザート。

スーペリアコースツーリストコースは夕食はなし。グラナダの街中には飲食店も多く、食べる場所には不自由しない。

 

ツアー3日め ① アルハンブラ宮殿・ヘネラリッフェ庭園

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言わずと知れたスペインの宝石、世界の至宝。ムデハル様式の装飾に大興奮! ため息の連続!!

 

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思えば遠くまできたもんだ~

感動さめやらぬまま、ミハスまでバス移動。2時間程度。

 

ツアー3日め ② 昼食: ミハス カフェ バー ポラスCafe Bar Porras

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眼下に地中海が広がる、山の中腹の町がミハス。店内のインテリアも地中海っぽい。

メニューもお魚。サラダ・パン・魚のフリッター・デザート。

 

ツアー3日め ③ ミハス

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地中海の代表的な白い村。

アルハンブラ宮殿の見学時間帯により自由時間は前後する。(グラナダ-バルセロナの飛行機の時間は固定なので)

私が参加した時は3時間もあった。

 

ツアー3日め ④ グラナダ空港またはマラガ駅前で解散 16時~17時ごろ

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どちらで離団するかをツアー参加前に伝える。希望すれば戻りの交通機関の予約もしていただける。正確に言えばこのツアーはマドリード発マラガ着。バルセロナまでの交通費は自己負担。

 

私が参加したツアーでは、
 14人中11人がグラナダ-バルセロナの飛行機使用。
 2人はマラガの駅前から長距離バスでリスボンへ。
 1人がAVEでマラガからバルセロナ移動。
 ガイドさんはグラナダ空港からマドリードに戻る。

 

 

ツアーに参加した感想

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コルドバ-セビリア-グラナダの移動が
貸切バス!

自力で移動したら、どの移動もスーツケースを転がしながら半日がかりのところ、観光で疲れ、バスに乗り込み、うたた寝などしながら次の場所についてしまうありがたさ。楽さ。

白い村・ミハスも、山の中腹の小さな村なので、個人旅行者はバスでなければ、行きたい・行ける場所ではない。

正直、アンダルシアにこだわりのある人、アンダルシアの名所は絶対全部見て回りたい人なら、物足りないかもしれない。

ツボとポイントは押さえ、アルハンブラ宮殿だけは見たい。でも直行直帰ではもったいない…、の方におすすめのツアーです。

ツアーのメンバーは、

  • 2組は日本の旅行会社のスペイン周遊ツアー申込者。マドリード空港に降り立ち、バルセロナ空港で帰国の途につくまで、添乗員さんつき。
  • 残りはマドリードとバルセロナの市内観光は自力でまわる。アンダルシアは難易度高いし、ツアーに混ざろう。と調べて申し込んだ人たち。

ムードメーカーで音頭を取ってくれる人や、
気さくに話しかけてくださる奥様もいて、
和やかに過ごせました。

 

アンダルシア周遊ツアー参加の注意

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もっとも、アルハンブラ宮殿の入場はツアー申込み=確定ではない。

1ヶ月前くらいからエージェント側で予約を行い、参加者に予約完了の連絡が入る。

私たちのように3日めの午前中に予約が入ればベスト。別の日や時間帯(前の日の夜とか3日目の遅い時間とか)にしか予約が取れない時もある。

最悪、予約できないこともあり得る。代替日程はロンダ市内の闘牛場とヌエボ橋観光。

 

と脅かされながら!?
半年くらい前に申込み。
スムーズにアルハンブラ宮殿に入場できました。

お世話になった皆様に、改めて感謝!

 

死ぬまでにかなえたい願いの1つ、実現です!

 

 

 

 

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