予約していた国内旅行の飛行機が欠航になってしまった。
出発便なので被害甚大。予定は一から練り直し。追いかけるように帰りの便も欠航!
旅行先と利用ルートと欠航まで
新型コロナウィルスのあおりをくらい、夏の旅行は国内一択。
ホントはイタリアにいくつもりだった。(キャンセル済)なので日程はたっぷりある。
海外旅行が解禁になるまでは、国内の、まだ行ったことがなくて、行ってみたかったエリアを地道に潰していこう、と決心。
三密を避け、ソーシャルディスタンスを保つためには田舎であればあるほど望ましい。
幸い、手持ちのマイルはあまりに余っている。
行先は九州。
死ぬ前に縄文杉を見たいものだと屋久島に決めた。
首都圏には近づかず、九州に行くにあたり、ルートはどう選択すべきか。
出した結論は地元の空港から関西の空港、関西の空港から鹿児島空港、鹿児島空港から屋久島空港のフライトプラン。
関西圏だって、新型コロナウィルスのクラスタがあることには変わりないんですが、東京よりは規模が小さいことは確かだ。また「東京避けました」と申し開きができる分、家族や自粛警察の方々への「また遊びに行くのか」の冷たい視線への盾となる。
2か月前に特典航空券を取り、「Go Toキャンペーンが始まると予約が殺到して宿が埋まってしまうかも」との強迫観念にかられ、早々に宿を押さえ、楽しみにしていたのですが
「ピンピロリーン」の着信音とともに届いたのはANAさまからの「予約便欠航のお知らせ」メール。
9月半ばの便で、欠航のメールが届いたのは8月7日。
伊丹行の朝発便が欠航決定で予約変更事項は雪崩を打ったよう
ANAの特典航空券で予約したのは
- 地元空港-伊丹空港 往復
- 伊丹空港-鹿児島空港 片道
の3便。(鹿児島から伊丹までは行きたいエリアを攻略しながらJRで北上する)
欠航が決定したのは、朝8時台に地元を出て9~10時には伊丹空港に到着する便でした。
一日4便就航している路線なのですが
うち朝の始発便が欠航。
4便のうち、次の便は12時台。
新幹線の始発に乗れば、京都あたりに届いている時間なのですが
マイルを使えば交通費はタダ。1便遅らせよう。空席、ありました!
伊丹空港行きの便を遅らせた以上
伊丹空港-鹿児島空港も1便遅らせるしかない。空席、ありました!
…鹿児島空港に到着するのが夕方になってしまう。
屋久島行きの飛行機の最終便には間に合わない。
鹿児島空港から鹿児島港に出てフェリーに乗ろうにも間に合わない。
初日は鹿児島に宿をとらなければならない。
屋久島行きの飛行機も変更しなければならない。
屋久島に到着するのも1日遅れてしまうのだから
滞在期間を伸ばすか、短縮するかの決断も必要。
ホテルとアクティビティと飛行機の予約変更。
と迅速に決断しなければいけない事項が雪崩をうって襲い掛かる。
続いて帰りの飛行機も欠航の連絡がきた。
夕方の便でした。すかさず
- 日中の便に予約を変更。
- 搭乗日の前日、観光を早めに切り上げ、夜に大阪に到着するバスを予約。
- 搭乗日前日の宿泊を大阪に変更。
大阪の夜を、ちょっとだけのぞき見できそう。
欠航による経済的損失
JALの屋久島往復便のキャンセル料、行きの440円、帰りの440円、計880円で済んだのはラッキーでした。
(ケチって日程変更の効かない1番安い料金で予約を入れ、普段だったら取消料のほかに運賃の半額という高額のペナルティが課せられる。ところが仏のJAL様は「新型コロナウィルス流行の非常時ですから、取消料のみとさせていただきます。との神対応。)
長距離バスは、予約変更がきかず、取消料が100円。いたしかたない。
宿はもともと直前までキャンセル無料のホテルしか選んでいない。
縄文杉トレッキングツアーも日程変更OK、
レンタカーは前日までキャンセル無料はいんですが
システム上の問題なのか、日程変更ができず、いったんキャンセルしてからでないと予約が入れられない。1日のうちに予定は2転・3転し、キャンセル・予約、「すみません、次こそ確定させます」とかメッセージを入れてのキャンセル・予約の繰り返し…。
キャンセル確認メール、日程変更の申込メール、日程変更確定・承諾メール、新規申し込みメールの合間に質問メールと回答メールが錯綜する。
多すぎてだんだん訳がわからなくなってきた。
一覧表にして、きちんと予約が入っているか、予約内容に間違いはないか、
キャンセルもれがないかを確認。
JRの乗車券・特急券はまだ発売前。予約開始と同時に確保。
検索かけたアプリ乗車の料金と、地元JR駅の窓口で取った紙発券の料金が1,000円近く違う。紙発券の方が高い。
しかし、西日本のJRなんて、一生のうち、あと何回乗るのか、怪しいものです。アプリ入れたり設定に苦労するより、すんなり紙にしてしまいました。
欠航のババをひいた経験を今後の旅の計画にいかすための考察
欠航って、初体験でした。(9月のイタリア往復特典航空券は6月にキャンセル料無料の告知が出ると同時に自発的にキャンセルしたので欠航になったかどうかまで知らない)
今までは、自腹購入のエコノミーであろうと、特典航空券のビジネスクラスであろうと、半年~1年前に予約した飛行機にすんなり乗れていたのに。
朝早く田舎を出て午前中に伊丹空港に着き、午後から西日本で遊べる使いでのある便が欠航になってしまった。
帰りも、夕方の飛行機だったら、神戸経由で空港行くつもりだったのに。
新型コロナウィルス戒厳令のさなかの飛行機なんだし、採算がとれないとANAが判断した以上仕方がない。
1便しかない路線が欠航になったわけじゃなし、別の便に振り替えられるだけでもありがたいと思わなければいけない。
また同じような事態にならないようにするため、押さえておくべきなのは
欠航の決定とお知らせは1か月前
ANA・JALとも9月のフライトの欠航の告知は出発の1か月前。しかも、行きと帰り、別々に1回ずつ来る。
細かく日程を詰め込んだ旅行であればあるほど、当初の予定どおりにいかない箇所が出てきてしまうリスクが出てくる。
(私の場合、屋久島-伊丹と北上中に、尾道か竹田城にに行ってみたいと思っていた。しかし欠航により旅行の初日に鹿児島泊を入れなければならない。他の絶対優先スポットに時間を割り当てていくと、時間が足りない。今回はパスする)
複数便が就航している路線では、欠航しそうな便にヤマを張る
私は今回これを怠った。特典航空券を押さえたのは新型コロナウィルス旋風のまっただなか。自分の使う路線が時刻表どおり、1日4往復、飛行機がちゃんと飛んでいるのか、欠航便はどれなのか、リサーチしておけば慌てないで済んだかもしれないのに。
固いセンでいけば、
1日4往復なら、
- 日頃から欠航情報に興味を持ち、旅行のプランが固まったら欠航の可能性のあることを自覚しておく。前月・前々月あたりに欠航が告知されていたら、身構えておかなければ。
- 朝早い便は、お客さんは出発の2~3時間前には空港に到着しなくてはならないので、負担は大きく、不人気であろうことが予想される。
- 飛行機のダイヤは、大都市、この場合は伊丹空港にとって都合のいい着発時間の飛行機が優先されそう。(ウチの職場の新幹線通勤の人は「東京中心でダイヤが組まれるから朝夕の通勤にちょうどいい時間帯の新幹線がない。要望してもハナから聞く気なんかない」と言っている。飛行機も同じに違いない。)
- もし4往復のうち1往復しか残らないのであれば午前に伊丹をたち、夕方に伊丹に戻ってくる路線が最後に残りそう。
最初からサバイブしそうな便の目星をつけ、旅行の計画を立てる計画もあってよかった。
予定にはゆとりを持って
言うは簡単、実行は私の場合時には難しいのですが。
今回の旅行の場合、
縄文杉トレッキングで旅行の幕を切って落とし、
帰りの飛行機の日までに目指す念願の
思い入れたっぷりの〇箇所のスポットを死んでも極めよう
なんてスタイルではなく
のんびりゆったり
鹿児島に滞在、鹿児島三昧 にしたってよかったのです。
特に屋久島なんか島だし、9月なんか台風シーズンだし、
ピンポイントで決めた日程通りに飛行機が飛び、ツアーが開催される保証なんかどこにもない。
まずは運を天に任せ、会う人会う人に教えを乞いながらのおひとりさまの旅。
国内旅行は言葉が通じるから、気楽でいいな。
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